ゆめ

2026-03 父との約束を胸に

    父との約束を胸に

    私の将来の夢は舞台衣装製作者と役者、両方の面で舞台を構成する一員になることだ。この職業を目指したのは、幼少期から家族の影響で映画を鑑賞する機会が多く、役者と衣装製作に憧れを抱いたのがきっかけだった。両親は私の将来の夢をよく理解し応援してくれていた。しかし、父は私が中学2年生の冬に交通事故に遭い二度と会えなくなった。両親は共働きだったが、父は母よりも帰りが早く、父にはよく学校での出来事を話したり進路の事について相談したりしていて、父が演劇の強豪校であり、服飾を学ぶことができる高校を見つけてきてくれたのだ。私は父の生前、この高校に入学し、部活動にも、勉強にも手を抜かずに努力して夢を叶えると約束した。その後、父との約束通り、高校に入学することができた。
    入学後は演劇部に所属し、一生懸命基礎練習や芝居の稽古に参加した。その努力が実り、1年生の時から主役を務めることができ、全国大会へ出場を決めた。勉強もおろそかにせず真面目に勉めた。2年生に上がってからも部活動や進級後初めて学び始めた服飾の授業にも集中し、部活動では再び全国大会への出場を決め、被服検定ではクラスで一番の成績が収められるように努力をした。二つの職業を夢に持つと言うことは必要とされる物事が多く簡単に務まることではないと言うことは重々承知している。そのため高校では、今の自分にできる限りのことを学び努力を続けるつもりだ。だが、やはりいろいろな経験を積ませていただいてきた演技についてよりも、舞台衣装については、高校在学中に基礎的なことしか学ぶことはできず、応用的なことを学び、職業にするためにはもっと専門的な知識を身につける必要がある。私が目指している東京服飾専門学校のアパレル技能科衣装製作コースは実際に舞台衣装を製作している会社に研修に行くことができる学校だ。現場での経験を大切にしているこの学校に行き、様々な経験と技術を積みたい。

    未来設計図

    現在の姿 演劇部に所属して3年目に突入し、全国大会に二回目の出場予定。演技力は日々向上を目指し練習を続けている。服飾系列での授業は2年目に。検定では2級を取得済みのため、1級の資格取得のために、勉強も手を抜かずに取り組む。将来についても考えを深める。
    5年後の姿 専門学校で学んだ知識を生かし、研修先でであった舞台衣装製作の会社に就職して2年。新人としていろいろなことを教わりながら経験と技術を増やしている。その傍ら、舞台のオーディションに応募し、アンサンブルから舞台役者としても活動する。
    10年後の姿 衣装製作の下積みも終え、多くの知識と技術を身につける。クライアントとコミュニケーションをとりながら、要望に沿い、舞台上で動きやすく役者を際立たせる作品を作る。自分の経験を生かし交通事故について深く考えることができるような演劇を作り始める。
    15年後の姿 舞台衣装製作者として、舞台を影から支える楽しさを自分だけでなく周りにも伝えることができるようになる。より多くの作品の衣装を担当する。役者としては、大きな劇場や小劇場など活動の場を広げる。交通事故をテーマにした演劇を完成させ、発表する。
    最終的になりたい姿 衣装製作者と役者、両方の経験を持っている人はそう多くないため、両者の観点から後世にこれらの職業を伝える活動を行う。交通事故をテーマにした演劇も後世に語り継いでいってもらえるよう活動をおろそかにせず続けていく。悔いなく父との約束を果たす。
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