2023

2023-09 「外交官になるために」

    ゆめ小論文

    私の将来の夢は、外交官になることである。そして自分が赴任した国でテロや紛争、戦争などが起きた場合には安全に日本人滞在者を保護し本国に送り届け、また停戦に尽力したい。
    今年の初めにロシアによるウクライナ侵攻がなされ、ウクライナ在留中の日本人が危険な目にさらされた。侵攻されているウクライナで行われている残酷な行為を見て、現地の日本人は安全なのか、きちんと保護されているのか疑問に思った。調べてみると彼らはきちんと保護され、そのときに彼らを保護したのはウクライナに赴任している外交官であると知った。遠隔の地で不安な思いをしている日本人を救っている姿を見て強いあこがれを持った。そうして、もし今後外国で日本人が戦火に巻き込まれるようなことがあったら、自ら先頭に立って日本人を救いたいと思うようになった。
    外交官になるという夢を実現するために私は北海道大学への進学を希望している。北海道大学には外交官になるうえで必要な能力を育む過程が全て含まれている。法学部では政策判断能力と法的素養、幅広い視野と国際感覚を持つことができる。更に新渡戸カレッジというプログラムを利用することによって、リーダーシップを身に着けつつ実践的な英語を学び、留学することによって現地の海外の空気を知ることができる。
    私があおもりゆめ奨学金に申し込もうと思った理由は二つある。一つ目は留学するための費用を援助してもらう為である。私の家庭の財政状況だと外交官になるうえで重要な経験となる留学をすることができない。しかし、先頭に立って外国在留中の日本人を守りたいという夢は諦められない。二つ目は国際関係の職に携わっている方のサポーターとお話をしたいと思ったからだ。実際に海外経験を積んでいる方からお話を聞く機会は中々ないので、十分に活用して外交官になるために役立てたい。
    以上の理由からあおもりゆめ奨学金の給付を希望する。

    ゆめ設計図

    3年後21歳新渡戸カレッジを利用し、グローバル社会で活躍できる知識、マインドを獲得して短期留学へ臨む。留学先では母語に頼らないコミュニケーションの取り方、積極的なリーダーシップの取り方を学ぶ。
    5年後 23歳国家公務員総合職で外交官に合格し、本庁での研修を受ける。研修を通して早い段階で外交官の仕事内容をつかむ。また独自に語学試験の勉強をしてさらなるレベルアップを図る。
    8年後 26歳書記官として儀典やレセプション、様々なイベントの企画と調整を行う。また実際に相手国との交渉をするようになる。実地で大使や行使のあり方を学ぶ。
    18年後 36歳総領事となり、在外日本人の安全な生活を断固として守る。日本人が危機に晒されたときには迅速に対応し決して被害の及ばないよう保護する。
    23年後 41歳今までの経験を活かし特命全権大使となる。第一に日本と諸外国との安定をモットーとして平和的外交を行う。しかし国防の面では一歩も譲らず、仮に日本の領土や国民に被害が及びそうになった場合は徹底的に強気な交渉に望む。
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