2023

2023-08 「空の安全を守る航空整備士」

    ゆめ小論文

    私の夢は、航空整備士になることです。その中でも一等航空整備士の資格を持つライン整備士を目指しています。一等航空整備士とは、ボーイング777のような大型の航空機の全ての整備を自分で行うことができる整備士です。ライン整備士とは、フライトの離陸前の限られた時間の中で、少しの異変を見逃すことなく機体の点検・整備を行う航空整備士の「最後の砦」と言われるとても重要な仕事です。  
    航空整備士になりたいと思ったきっかけは、中学一年生の頃に観た航空ドラマでした。ドラマを通じて、航空機の大きくて格好いいフォルムやエンジンの音に惹かれ、様々な人たちが協力して造り上げる航空機の魅力を知りました。同時に、どのようにして機体が空中に浮くことができるのかという原理や、航空機が造られる過程、整備について興味を持ちました。また、女性整備士としてライン整備士を仕事としている女性がたくさんいると知り、男性に負けずに指示を出したり、意見を言ったり、また点検時に不具合を見つけた時、適切にかつ丁寧に整備している姿が格好よく、憧れました。 
    もし点検時の航空機に不具合があるまま離陸してしまったら、飛行中や着陸時に部品が正常に作動せず墜落してしまいます。そうすると乗客乗員のたくさんの命が一瞬にして奪われてしまう大事故につながります。ボルトが一本足りなかったり、閉め忘れたり、部品が劣化したまま交換しなかっただけで大事故になるのです。このような事故が起こらないようにするために航空整備士は、多くの知識や技術を持ち、一つ一つの作業を丁寧に行って、完璧な整備をしなければならないのです。
    世界一安全な航空機を飛ばすことで世界中のお客様が安心かつ笑顔で空の旅ができるように、人命を預かっていることを忘れず常に責任をもって仕事に取り組み、不具合を見逃さず、自信をもって完璧な整備をしたと言える航空整備士になります。
    これが私の夢です。

    ゆめ設計図

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