2023

2023-01 「ものづくり」

    ゆめ小論文

    私の夢はものづくりを続けていくことだ。そのために、工芸を身近なものにしていきたい。ものづくりに興味を持ったきっかけは、小学生の頃に母に連れて行ってもらったクラフト市だ。様々な商品がある中で私は商品そのものではなく、制作される過程に興味を抱いていることに気が付いた。また、高校の美術部で作品を制作する中で、頭の中にあるものを自分の手で形にすることに魅力を感じた。
    今、私が携わりたいものは2つある。1つ目は、長く使い続けてもらえる商品だ。工芸には丈夫さと、壊れた時も修理することができる技術がある。その上で、時代に合っていて使いやすい形に変えることで、現代まで工芸が伝えられている。その中でも、江戸切子職人である三澤世奈さんの江戸切子は、江戸切子だと言われなければ気が付かないほど新しいデザインで、多くの人々の関心を集めている。そのように私も人々の生活にあった長く愛用していくことができる商品を作りたい。
    また、2つ目は、食器を使い購入できる店だ。工芸品には芸術品というイメージが強く、オンラインで購入することができるサイトが増加しているが、日常で使用することを考えると、サイト情報では想像しにくいことも多い。しかし、お店で食器を実際に使うことができれば、工芸品の使いやすさを感じてもらうことができる。そして、作り手が商品の販売に関わることで、工芸の魅力である、商品が出来上がる工程や材料を伝えることができる。
    以上のことを実現するために、私は秋田公立美術大学に入学し、木材と金属の加工技術やデザインについて学び、卒業後は工房や会社に就職して経験を積みたいと考えている。また並行して、自分の商品の制作と店の運営について学び、私はものを作り、人に届けることができる作り手になり、もの作りを続けていきたい。

    ゆめ設計図

    25年後の目標とする姿日常的に使われて、長く愛用される食器を作り、より多くの人々に届ける。また工芸を身近なものにして、工芸品を作ることができて、見て使い、そして買い、修理することができる状況をつくる。そして、ものづくりを続けていく。
    20年後の目標工芸品をつくることの魅力を伝えるために、工芸品の制作を体験できるワークショップを企画する。つくる体験をすることで工芸を身近に感じてもらう。
    15年後の目標地元である八戸で工房と店を立ち上げる。食器を使い、買うという店の仕組みを定着させていく。工芸品をつくる工程を伝えることで、食器、工芸、料理というという3つに興味を持つ人の関心を集めることを目指す。
    5年後の目標大学卒業後、会社や工房に就職して働くことで経験を積む。また並行して、店の運営について学び独立の準備を進める。SNSを利用した情報発信について学ぶ。
    現在の姿と1年後の目標総合的な探究の授業では、青森県南部地方の工芸である菱刺しについて調べ、菱刺しを用いた作品を制作している。1年後に秋田公立美術大学に入学して、木材と金属の加工技術とデザインを学び、地域と工芸の関係について知るとともに、自分が今後制作したい商品のデザインを考える。
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